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更新日:2017年10月29日
「はすの実工房」メンバーの高田さん家のある日の食卓。
レンコンの丸煮、レンコンのはさみ揚げ、レンコンケーキなどレンコン料理が並びます。
本県は、農業産出額が北海道に次いで全国第2位の農業大県。メロン、ピーマン、みず菜、チンゲンサイをはじめ、全国第1位から第3位の農作物が31品目もある、まさに「食の宝庫」です。
今回は、農業産出額・生産量ともに全国第1位を誇り、これから旬を迎えるレンコンにスポットを当て、その魅力発信の取り組みや食育への活用などを紹介します。
いばらき女性特派員 北井早苗(きたいさなえ) 【プロフィール】 |
地元のレンコン農家の有志のお母さんたちが集まり、平成19年に結成された「はすの実工房」(かすみがうら市)では、レンコンのお惣菜を開発・加工し、JA(農業協同組合)の直売所などで販売する活動を続けています。
代表者の飯田せつ子さんは、「レンコンは、色が真っ白でどんな色にも染まります。ビタミンやカリウムなどの栄養が豊富で、しつこさがなく、さまざまな料理に溶け込み、それでいて歯ごたえや味に主張があります。
レンコンを縦切りにすると、繊維が分断されず糸を引き、輪切りとは全く違った食感に、レンコンをすりおろしてハンバーグにすると、ホクホクとした食感を楽しむことができるんですよ。お惣菜は、砂糖や塩、しょうゆなど、どこのご家庭にもある調味料でシンプルに味付けして、素材の良さが引き立つように工夫しています」と語ってくれました。素朴な味わいのお惣菜が、店頭に並ぶのを心待ちにしているお客様もいらっしゃるそうです。
今後は、若い世代のアイデアも取り入れた新しいレシピが出来ればと、次の目標を語る「はすの実工房」のお母さんたち。この"レンコン愛"が、「はすの実工房」の愛されるお惣菜
のエッセンスになっているのだと感じました。
上:「はすの実工房」のお母さんたち。代表の飯田さんは右から2番目。 |
土浦市立神立小学校のある日の給食メニューの一つは「地元産のレンコンとみつばのサラダ」。先生の「レンコンサラダをおかわりしたい人は前においで」の声に、あっという間に子どもたちの長い列ができました。栄養教諭の小神野あや子さんは「食べ物のありがたさを学ぶ食育に力を入れています。
給食は"生きた教材"。子どもたちは、地元の新鮮な食材を、旬の時期に食べることで、どこで、誰が、どのように育てた食材なのかを知ることができます」と語ってくれました。
子どもたちの口いっぱいに広がるおいしさが、地元への愛情を大きく育ててくれますね。
上:神立小学校3年生の給食の様子。 |
レンコンの穴からのぞいた「いばらきの食卓」は、とても豊かで笑顔にあふれていました。皆さんも、食欲の秋に、旬の本県産のレンコンをふんだんに使った料理を楽しんでみませんか。和気あいあいと食卓を囲むとき、そこにはぜいたくな時間が流れることでしょう。
北井早苗
「はすの実工房」オススメ♡簡単レシピ 〈材料〉
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レンコンに関しては県販売流通課☎029(301)3966
食育に関しては県保健体育課☎029(301)5356
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