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更新日:2020年3月29日
2020年度から新しい学習指導要領が実施※されます。
学習指導要領とは、全国どこの学校でも一定の教育水準が保てるように文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準で、およそ10年に一度改訂が行われており、子どもたちの教科書や時間割などはこれを基に作られています。
※小学校は2020年度、中学校は2021年度、高等学校は2022年度から、全国でそれぞれ新しい学習指導要領が実施されます。幼稚園は2018年度から、特別支援学校は、小・中・高等学校に合わせて実施されます。
(特別の教科道徳は、小学校は2018年度、中学校は2019年度からの実施)
学校で学んだことが、子どもたちの「生きる力」となって、明日に、そしてその先の人生につながってほしい。
これからの社会が、どんなに変化して予測困難な時代になっても、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、判断して行動し、それぞれに思い描く幸せを実現してほしい。
そして、明るい未来を、共に創っていきたい。
新しい学習指導要領には、そうした願いが込められています。
学校で学んだことが、明日、そして将来につながるように、全ての教科で3つの力をバランスよく育みます。
「生きる力」を育むためには"どのように"学び、そして"何ができるようになるのか"を重視した授業を行うことが大切です。身の回りの問題に気付き、どうすれば解決することができるかを考える課題解決型の学習の充実など、授業の改善を推進しながら、子どもたち一人一人の資質・能力をさらに伸ばしていきます。
主体的な学び | 対話的な学び | 深い学び |
見通しをもって、粘り強く取り組む力が身に付く授業に 一つ一つの知識がつながり、
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周りの人たちと共に考え、学び、
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自分の学びを振り返り、次の学びや生活に活かす力を育む授業に |
物事を自分のこととして「考え、議論する」授業をはじめ、学校の教育活動全体を通じて道徳性を育みます。
小学校3年生から外国語に慣れ親しみ、「聞くこと」「読むこと」「話すこと」「書くこと」の4つの力を総合的に育みます。
観察や実験などから必要なデータを収集・分析するなど、科学的に探求する学習活動の充実を図ります。
他の科目などで学んだことを横断的・総合的に活用しながら、体験活動や調査・実験、発表・討論などを行い、生徒自身が課題を見つけて解決していくための能力の育成を目指します。
※小・中学校では、「総合的な学習の時間」。"探究"となるのは高等学校のみ。
この他に「キャリア教育」「プログラミング教育」なども充実します。
キャリア教育学校での学びを社会に生かすことを意識し、子どもたちが自らの意志で進路を主体的に選択する能力を育みます。 |
プログラミング教育コンピュータがプログラムによって動き、社会で活用されていることに気付き、上手に活用する能力を育みます。 |
子どもたちの「生きる力」を育むには、学校での学びを日常生活で活用したり、家庭での経験を学校生活に生かしたりすることが、とても大切です。
保護者の皆さん、お子さんが学校で学んだことについて、ご家庭でぜひ一緒に話をしてみてください。その働きかけが、子どもたちの「生きる力」を育む大きな原動力になります。
今後も学校と家庭、そして地域が協力して連携を深め、「よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創る」という目標を達成していきます。
県義務教育課
☎029(301)5226
県高校教育課
☎029(301)5260
くわしくは、文科省ホームページ(外部サイトへリンク)まで
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