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鹿行管内では、令和5年度現在、49組織が多面的機能支払交付金事業に取り組んでおり、そのうち行方市管内では22組織が活動しています。
今回は、7月26日(水)に「手賀・資源を守る会」が地元子供会の小学校4~6年生の児童33名を対象に実施した「生き物調査」と「水質調査」の様子をご紹介します。
毎年、「田んぼの調査隊」と称して、親子参加型で開催される本イベントは、地元にとって夏休みの恒例行事であり、地域の農村環境を楽しく学べる機会となっています。
田んぼや農業用施設を巡りながら、稲の成長の様子や地域の農業の特徴を学びました。
特にこの時期は、「出穂」を確認することができ、子どもたちは稲の様子をよく観察していました。
また、地区で「合鴨農法」に取り組む方にも講師として参加していただき、減農薬・無農薬の米作りについて学びました。
アイガモが米作りもたらす様々な効果や、生き物とともに農業に取り組むことの難しさ、地域で同じく合鴨農法に取り組む方と連携することの大切さなど、貴重な経験を交えながらお話いただきました。
子どもたちは1人1つずつ網とかごを持って、水路で「生き物調査」に取り組み、アメリカザリガニ、川エビの他、ブルーギルなども見つける子もいました。
生き物調査後には、「水質調査」も行い、水の汚れ具合を図る「COD(化学的酸素要求量)」と作物の生育状況に関わる「pH(水素イオン濃度)」を測定しました。
手賀・資源を守る会のみなさんからは、「子どもの頃から身近な田んぼや水路などの農村環境に目を向け、興味を持ってもらう機会をつくることで、『自分たちの農地は自分たちで守る』といった意識を自然と高めていくことができるように、これからも活動を継続していきたい。」とお話をいただきました。
多面的機能支払交付金は、草刈りや泥上げといった農地を保全管理する取組みだけでなく、地域の様々な世代や立場の方が一体となった共同活動にも取り組むことができます。
これらの活動をきっかけに、農業者以外のみなさんを含めた地域の交流の機会につなげませんか?
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