身元特定に有効な資料について
東日本大震災では、未だ2,500名以上の方が行方不明となっておりますが、その中には発見されていても身元が確認できないため、身元不明死体として市町村等の自治体に預けられている方もおります。大規模な自然災害等のご遺体は、場合によっては顔貌等では身元確認できないこともあります。そこで、身元確認のために、どのような資料が有効であるかを一覧表にまとめました。
身元特定に有効な資料一覧表
自宅等
- 資料の種類:DNA型検査用資料
物品:へその緒、電気ひげ剃り、歯ブラシ、タバコの吸い殻、カミソリ、クシ・ブラシ、腕時計、メガネ、靴
本人のDNA型が判明する可能性があります。
※本人が専用で使用していたものが特に有効です。
- 資料の種類:指掌紋
物品:日記帳、ノート類、メモ類
本人の指掌紋が判明する可能性があります。
※本人が専用で使用していたものが特に有効です。
勤務先
- 資料の種類:DNA型検査用資料
物品:作業着(洗濯前のもの)、作業靴
本人のDNA型が判明する可能性があります。
※本人が専用で使用していたものが特に有効です。
- 資料の種類:指掌紋
物品:机の中の私物
本人の指掌紋が判明する可能性があります。
※本人が専用で使用していたものが特に有効です。
歯科医
- 資料の種類:デンタルチャート
物品:カルテ
本人の歯科通院先が分かれば警察から歯科医院に確認します。
日本赤十字社
- 資料の種類:DNA型検査用資料
物品:血液
本人が献血した時期が分かれば確認してください。
このページの内容についてのお問い合わせ先
|
担当課:刑事部鑑識課
連絡先:029-301-0110
|