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更新日:2024年2月28日
大学で学んだことを活かせる技術系の職種として県職員と国家公務員で悩みましたが、県職員(農業職)は業務内容が行政、研究、教育、普及と幅広く、より現場に近いことから、志望しました。
花きの新品種開発です。小ギク、グラジオラス、バラを対象に、生産者、流通関係者、普及センターなどの協力を得ながらブランド力向上に寄与する付加価値の高い品種や高温耐性や耐病性等に優れた品種の育成に取り組んでいます。
研究成果や新品種の開発が技術の進展や生産現場の課題解決につながった際は嬉しく思います。
農業研究所に駐在していた際に民間企業が開発した水稲省力化技術の委託研究業務に携わりました。その後、全国的にも普及して、稲作経営の省力化や低コスト化につながったことから、優れた技術の開発が生産現場における課題の解決につながることを実感しました。
県立研究機関は地域や生産現場で課題となっていることを汲み上げて解決するためにあると思いますので、生産者や関係者の声を聞いて、何が課題となっているのかを把握することが重要と思います。
関わる方々が多いので、専門的な知識以上にコミュニケーション能力やきちんと説明する姿勢が必要であると感じました。
時差出勤やテレワークの制度が充実してきたように感じます。朝夕の交通渋滞を避けるために時差出勤を取得したり、調査データの入力作業などにはテレワークを活用しています。
2015.4-2018.3 | 県央農林事務所経営・普及部門 (普通作物生産振興、農業担い手育成等) |
(2017.4-2017.11) | 農業研究所(駐在) (専門能力向上研修、水稲省力・低コスト技術の普及に向けた技術開発) |
2018.4- | 生物工学研究所 (花き新品種の育成等) |
(2022.1-2022.3) | 農業・食品産業技術総合研究機構(駐在) (依頼研究員、ゲノム編集等に係る技術の習得) |
勤務前 |
6時30分 起床 7時50分 出勤 8時45分 職場到着(時差出勤) |
午前 |
8時45分 培養物・実験植物の確認 9時00分 バラ収穫・調査 10時30分 単年度成績書作成 |
昼休み |
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午後 |
13時00分 グラジオラス球根調製・消毒 16時00分 データ解析 17時00分 メールチェック、その他照会などの対応 |
勤務後 |
18時00分 退勤(時差退勤) 20時00分 夕食・自由時間 23時00分 就寝 |
農業職の業務は行政、研究、教育、普及と仕事が幅広く、配属先や業務分担により多様なので、一から学ぶことばかりですが、ロールモデルとなる優秀な先輩方もおり、研修制度も準備されています。具体的な働き方のイメージがしにくくて迷っている人も、まずは説明会やインターンシップなどに参加して話を聞いてみるのが良いと思います。
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