ここから本文です。
更新日:2024年11月27日
11月21日、八千代町の現地ナシ園で、県育成ナシ品種「恵水」の樹体ジョイント栽培による早期多収実証モデル圃場現地検討会が開催され、県内ナシ生産者および関係機関79名が参加しました。
この圃場では令和4年から、新技術「ナシ樹体ジョイント栽培」の導入推進による「恵水」の出荷量増大と、儲かるナシ経営体の育成を目的に、茨城県梨組合連合会及び農林振興公社、農業総合センターの共催で現地研修会が毎年行われています。
研修会では、結城普及センターから、ジョイント栽培により定植5年目で成園並みの収量が確保できることを報告しました。また、生育状況の振り返りとともに、早期多収に向けた栽培管理のポイントと今年実施した「恵水」高温対策試験の結果を報告しました。
さらに、これまでの研修会を通じて技術を導入した県内各地の事例が紹介されました。紹介された生産者からは「恵水はジョイント栽培に向いている」「ジョイント栽培は計画的に収益性が確保できる」との意見があり、新品種・新技術導入による経営向上について、生産者同士で情報を共有する良い機会となりました。
普及センターでは、今後も引き続き、実証モデル圃場の栽培支援や収益性の継続確認を行い、「恵水」樹体ジョイント栽培の優良事例育成に向けた活動を進めていきます。
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください