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更新日:2024年3月25日
茨城県では、放射線の状況を的確に把握するため、環境放射線の常時監視をテレメータシステムにより行っています。このシステムは、NaI線量率や電離箱線量率などの放射線や、風向風速や大気安定度などの気象要素について、24時間連続で自動測定し、その結果を環境放射線監視センターの中央監視局で監視するものです。
なお、中央監視局では、各測定局から2分ごとに収集したデータの解析を行うとともに、市町村表示局及びホームページによるデータの公開を行っています。
環境放射線測定局位置図拡大図(PDF:479KB)
県内57地点(ガンマ線:52局,中性子線:7局)に環境放射線測定局を設置し、環境放射線等の自動測定を行っています。
測定項目は、測定局により異なりますが、NaI線量率、電離箱線量率などの放射線や、気象要素として、感雨雪、風向風速、大気安定度などを測定しています。
環境放射線監視センターには、各測定局のデータを収集して蓄積する「中央監視局」を設置しています。各測定局で測定されたデータは2分ごとに、専用回線により中央監視局へ送信されます。中央監視局では、線量率の上昇時や機器の故障時に吹鳴する警報システムにより、緊急時に早期に対処できるよう備えています。
なお、県設置の測定局のほかに、事業所設置の測定局(線量率、排水中放射能濃度、排気筒、高所気象)のデータを収集し、併せて監視を行っています。
収集したデータを一定期間(2分値:20年、10分値、1時間値:40年)格納したり、日報、月報及び年報業務や統計解析を行います。
線量率の上昇を早期に発見するため、全ての測定局のデータが18時間又は36時間時系列で確認できる3面のリアルタイムモニタを設置しています。このモニタは、地図やグラフが表示されており、それにより些細な線量率の上昇も早期に発見することができます。
環境放射線監視センターで収集したデータは、東海村、大洗町、その近隣市町村等、計14箇所に設置している住民向け市町村表示局によりデータの公開を行うほか、市町村担当課や関係機関に情報を送信しています。
(公開データ:NaI線量率、排水中放射能濃度)
環境放射線監視センターに収集されたデータは、インターネットによるデータの公開を行っており、誰でも閲覧することができます。
PC向け:http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/
携帯電話向け:http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/mobile/
平常時においては、測定局を設置していない地点などに設置し、連続的な環境放射線の測定のために使用します。緊急時には、モニタリング活動の一環として、原子力施設周辺や避難所などに設置して、環境放射線の測定に使用します。
放射線の自動測定装置は、無人の測定局に設置しており、24時間連続で測定しています。これら測定装置が安定して適正に稼働するよう、年1回の精密点検及び年6回の定期点検を実施しています。
線量率の上昇や機器の異常があった場合、平日にはセンター内でブザーが吹鳴、夜間や休日には職員用携帯電話に自動通報されるシステムを構築し、対応に当たっています。
また、落雷等の停電による電源喪失に備え、中央監視局及び各測定局に無停電電源装置を設置しており、欠測を極力減らす対策を講じています。
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このページに関するお問い合わせ
E-mail:kanshise@pref.ibaraki.lg.jp
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