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更新日:2024年11月29日
卓越した技能者を表彰することにより、広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、もって技能者の地位及び技能水準の向上を図るとともに、青少年がその適性に応じ、誇りと希望を持って技能労働者となり、その職業に精進する気運を高めることを目的としています。
表彰は、厚生労働大臣が毎年1回、概ね150名の被表彰者に表彰状・卓越技能章(楯及び徽章)及び褒賞金(10万円)を授与して行われています。
昭和42年度に第1回の表彰が行われて以来、令和6年度の第58回の表彰までで7,234名が表彰されております。(平成7年度までは概ね100名、平成8年度から概ね150名、本年度は138名を表彰しています。)
令和6年度の現代の名工に茨城県からは5名が受賞となりました。
卓越した技能者厚生労働大臣表彰(厚生労働省ホームページ)
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氏名 | ふりがな | 職種 | 所属 |
---|---|---|---|
堀川 一巳 |
ほりかわ かずみ |
アーク溶接工 |
株式会社日立インダストリアルプロダクツ |
川村 功 |
かわむら いさお | 民生用電子・ 電気機械器具 組立工 |
日立グローバルライフソリューションズ株式会社 ホームソリューション事業部生活家電本部 |
井口 憲幸 |
いぐち のりゆき | 半導体チップ 製造工 |
ナノブリッジ・セミコンダクター株式会社 小野川技術センター |
山関 忠 |
やまぜき ただし |
建築とび工 |
株式会社山関工務店 |
古平 貞夫 |
こだいら さだお |
造園師 |
有限会社古平園 |
氏名 | 職種 | 功績 |
---|---|---|
堀川 一巳 | アーク溶接工 |
大型産業機械である圧縮機およびポンプ・送風機・試験機等の製缶・溶接作業に永年にわたって従事し、各種溶接・製缶技能について卓越した技能を有す。 |
川村 功 | 民生用電子・ 電気機械器具 組立工 |
照明、調理部門のプレス・組立作業に従事し、生産合理化における高い知識、技能を有している。その技能を生かし、LED電球の組立・検査・梱包工程を自動化したことは構内における自動化技術の基盤となり、関係者から一目置かれる存在である。 また、当事業所の製造部門を中心とする監督指導職及び有称号者で構成されているインフォーマル組織の役員として、技術情報交換、各種勉強会等を主催し、後進の育成にも努め、当事業所の技能レベル向上に貢献している。 |
井口 憲幸 | 半導体チップ 製造工 |
長年にわたり、半導体の微細加工製造技能を活用した研究開発試作品の製造、および新しい集積電子デバイスの製品開発に従事し、特に最近では固体電解質中での電界印可による金属原子移動を利用したナノスケールスイッチの製造に必要な技術の開発に大きく貢献した。創意工夫と自己研鑽を通じて技能向上に取り組む姿勢は、技能者の模範と言える。また、これまでに培った加工技術・技能を活かして、ノウハウの伝承や後進の育成に尽力している。 |
山関 忠 | 建築とび工 | 長年、建築とび工として技術・技能の研鑽に励み、特に山岳地、河川、橋梁工事などにおける仮設足場、作業足場等の組立技術に卓越している。とりわけ、照明が届かない暗所や稼働中により高温下のごみ処理焼却施設での吊下げ足場設置作業など、特殊な環境下での功績が高く評価されている。また、技能検定委員や安全教育の講師を務めるなど、後進の指導・育成に多大に貢献している。さらに、現在は茨城県鳶・土木工業会の会長として、業界の発展に寄与している。 |
古平 貞夫 |
造園師 |
日本庭園の伝統技術に独自の感性を加えた築庭技術は他の追随をゆるさない。「筑波石」を用いた石積み・石張りを中心に、時代にあった庭をつくることを第一に考え、石工事を主体とした管理のしやすい庭造りを心がけている。御影石の平板を自由に加工し大小張り合わせることで庭に軽快なリズムをつくる「雲仙敷き」と呼ばれる石のアプローチを考案している。また、検定委員等として技能検定の運営に貢献するとともに、各種講習会や高校生の実習の講師や技術指導を行い後進の育成に尽力している。 |
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