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更新日:2020年1月7日
令和2年1月6日
新年あけましておめでとうございます。
年末年始の休暇で十分にリフレッシュされ,新たな気持ちで新年のスタートを迎えられたことと思います。
昨年を振り返りますと,令和初の国体で,45年ぶりに天皇杯・皇后杯を獲得したことをはじめ,企業の本社機能等の誘致,最優先の病院・診療科における医師確保,さらには,茨城空港における定期便の開設,茨城港への外国クルーズ客船の就航,「つくば霞ヶ浦りんりんロード」のナショナルサイクルルート指定など,様々な成果を上げることができました。
また,偕楽園の有料化や,県フラワーパークのリニューアル,かみね動物園へのパンダ誘致,中高一貫教育校の設置,いばらきパートナーシップ宣誓制度の創設,アメリカでの常陸牛PR,日本酒バーの設置など,様々な挑戦を行うことができました。
台風19 号等の災害への迅速な対応も含め,多くを成し遂げられ,県政が大きくレベルアップできた1年であったと感じております。困難な課題に正面から向き合い尽力され,多くの政策を前に進めた皆さんの頑張りと活躍は,目を見張るものがあり,私としても誇りに思っています。
本年は,こうした昨年の経験を活かし,大きく政策を前に進める年にしたいと考えています。
私はこれまで,人口減少や少子高齢化,グローバル化の進行などにより,社会情勢が急速に変化する中,茨城も,今変わらなければ未来に希望はない,との強い危機意識を持ち,まさに全身全霊をもって取り組みを進めてきました。
その中にあって,私は,茨城にとって特に大事なのは,今後,激しさを増す地域間競争に打ち勝ち,選ばれる茨城になれるよう,県全体で生産性を高め,「稼ぐ力」を向上させていくことだと考えています。
そのためには,企業誘致において,成長分野の本社機能等の誘致をより一層進めるとともに,新産業の育成や農林水産業の成長産業化といった「豊かさ」に関する政策をこれまで以上に知恵を絞り,充実・強化させ,県内に活力を生み出していく必要があります。
県民の皆様がその「豊かさ」を享受し,社会保障,医療・福祉が充実した「安心安全」な生活環境のもと,一人ひとりに合った教育環境で未来を担う「人財」が育まれ,「夢・希望」に溢れる「新しい茨城」づくりを進めることで,本県に更なる活力を生み出すという好循環をつくることが重要であると考えています。
そのために,私が皆さんに特に求めたいのは,課題の本質を見極め,明確な目標設定のもと,成果を上げていくことです。
横並び意識や現状維持志向を打破し,何が正解かが見えない中で,これまでの常識にとらわれない,他との差別化を図れる新しいことに,失敗を恐れず,積極果敢に挑戦してほしいと考えています。
そして,「スピード感」です。年単位でものごとを考えるのではなく,我々に残された時間はないとの強い認識のもと,どんどん対策を打ち,常にその効果検証を行い,必要とあらば躊躇せずに軌道修正も行い,迅速に対応してほしいと考えています。
加えて,「選択と集中」です。中途半端な無難な選択からは何も生まれません。限られた資源を集中投下し,いち早く成果につなげてほしいと考えています。「選択と集中」を行ってこそ,成功か失敗かの見極めがつき,早急に次の一手が打てるのです。
「挑戦」,「スピード感」,「選択と集中」。何度も口にしていますが,言い尽くせないほど重要です。是非,心に留めて,新しい年に大いに活躍していただきたいと考えています。
一方で,仕事でしっかりとした成果を上げるためには,皆さんの心身の健康の維持が何よりも大事です。仕事にメリハリをつけ,家族と過ごす時間や,スポーツ,趣味,ボランティア活動の時間,様々な人と交流する機会を確保するなど,ワーク・ライフ・バランスを大切にしていただきたいと思います。
本年も,1人でも多くの県民の皆様に「茨城県,ワクワクするよね」と感じていただけるような「新しい茨城」づくりに挑戦していきたいと考えています。
皆さんと議論を交わしながら本県をよりよい方向に進めて行きたいと考えていますので,ともに頑張っていきましょう。
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