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更新日:2018年5月26日
未来を創る |
本県では、「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」のバランスの取れた子どもたちの育成を図るとともに、茨城の将来を支え、世界をリードする多様な「
今年度から新たに実施する取り組みをご紹介します。
文部科学省が、国語と算数・数学の学力の定着状況を確認することを目的として、全国の小学6年生と中学3年生を対象に毎年実施している「全国学力・学習状況調査」。平成29年度の本県の平均正答率の結果は、10年前に比べ、全ての分野で上昇しており、全国平均正答率を上回っています。
県では、児童生徒一人一人の確かな学力を育むため、「学力の向上にとって最も重要なのは、授業改善である」という考えのもと、授業をより楽しく、より魅力的なものにするため、平成20年度から「学力向上推進プロジェクト」として、さまざまな取り組みを進めています。
全国学力・学習状況調査における本県の平均正答率と全国の平均正答率との差
実施学年 | 教科 | 分野 | 平成19年度 A |
平成29年度 B |
差 B-A |
---|---|---|---|---|---|
小学校6年生 | 国語 | 知識 | -0.6 | +1.4 | ↑+2.0 |
活用 | -1.0 | +1.1 | ↑+2.1 | ||
算数 | 知識 | -2.1 | +2.2 | ↑+4.3 | |
活用 | -0.7 | +1.0 | ↑+1.7 |
実施学年 | 教科 | 分野 | 平成19年度 A |
平成29年度 B |
差 B-A |
---|---|---|---|---|---|
中学校3年生 | 国語 | 知識 | +0.3 | +0.9 | ↑+0.6 |
活用 | +1.0 | +1.7 | ↑+0.7 | ||
数学 | 知識 | -1.3 | +0.6 | ↑+1.9 | |
活用 | -1.2 | +0.2 | ↑+1.4 |
スポーツ庁が、全国の小学5年生と中学2年生を対象に実施している
「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」。平成29年度の本県の結果は、体力合計点で、男・女とも全国2位であり、平成20年度の第1回調査から10年間、全国トップレベルの順位を維持しています。
県では、困難に立ち向かう「たくましい心と体」の育成を目的として、児童生徒の運動意欲を高め、競い合う楽しさや達成感を味わうことができる環境づくりを行うなど、子どもの体力向上の支援を進めています。
平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査における本県の平均記録と全国順位
小学校5年生 | 単位 | 男子 | 女子 | ||
---|---|---|---|---|---|
記録 | 全国順位 | 記録 | 全国順位 | ||
握力 | キログラム | 17.2 | 9 | 16.77 | 5 |
上体起こし | 回 | 21.62 | 1 | 20.81 | 1 |
長座体前屈 | センチメートル | 35.95 | 1 | 40.53 | 1 |
反復横跳び | 点 | 44.33 | 5 | 42.69 | 4 |
20メートルシャトルラン | 回 | 56.27 | 9 | 47.82 | 5 |
50メートル走 | 秒 | 9.27 | 4 | 9.43 | 1 |
立ち幅跳び | センチメートル | 154.85 | 6 | 150.20 | 4 |
ソフトボール投げ | メートル | 22.10 | 38 | 14.79 | 11 |
体力総合点 | 点 | 56.85 | 2 | 59.66 | 2 |
中学校2年生 | 単位 | 男子 | 女子 | ||
---|---|---|---|---|---|
記録 | 全国順位 | 記録 | 全国順位 | ||
握力 | キログラム | 29.81 | 8 | 24.57 | 4 |
上体起こし | 回 | 28.60 | 4 | 25.10 | 3 |
長座体前屈 | センチメートル | 46.35 | 2 | 49.52 | 1 |
反復横跳び | 点 | 53.18 | 5 | 47.77 | 5 |
20メートルシャトルラン | 回 | 90.05 | 4 | 64.43 | 4 |
50メートル走 | 秒 | 7.84 | 2 | 8.57 | 1 |
立ち幅跳び | センチメートル | 199.32 | 5 | 173.12 | 6 |
ソフトボール投げ | メートル | 21.26 | 10 | 13.79 | 4 |
体力総合点 | 点 | 45.62 | 2 | 54.19 | 2 |
※体力合計点…種目別得点表に基づいて記録を採点し直し、各測定種目の得点を合計したもの。(80点満点)
平成32年度から、小学校において、英語が教科化、プログラミング教育が必修化され、小学校、中学校、高校と系統的な教育が実施されようとしています。
県では、グローバル社会で活躍する「人財」を育成するため、今年度から新たな取り組みとして、意欲ある子どもたちに、よりレベルの高い学習の機会を提供します。
高い学習意欲と英語力を有する中学生と高校生を対象に、インターネットを活用したネイティブとの英会話や、イングリッシュキャンプなどの短期集中型の体験学習を行い、英語のスキルアップを図ります。
また、大学と連携し、海外留学生と世界平和や貧困といった国際問題について英語で討論することなどを通して、国際的な課題への認識を深め、自分の意見を主張できる能力を育んでいきます。
プログラミングへの興味・関心を高め、プログラミング的思考を育てるため、小学校のモデル校に、大学教授や民間企業の専門家などが訪問し、授業づくりをサポートします。
また、大学や民間企業と連携し、児童がプログラミングを学習する際に活用できる映像教材や教員向けの研修用映像教材を制作し、各学校に配信することで、県内全ての小学校で、確実にプログラミング教育が実施される環境づくりを推進します。
さらに、プログラミングへの高い意欲と能力を有する中学生と高校生を対象に、ウェブデザインやメディアアート制作などを学ぶことができる高度な学習プログラムを開発し、プログラミングのエキスパートを育成します。
県では、子どもたち一人一人が、将来の目標に向かい、生き生きと育つことができる環境づくりに一層力を入れ、茨城の将来を支え、世界で活躍できる「人財」を育んでいきます。
県義務教育課☎029(301)5226
県高校教育課☎029(301)5260
県保健体育課☎029(301)5353
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