県広報紙「ひばり」1月号「新年のごあいさつ」

新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。

皆様にはすがすがしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

新年の始まりに当たり、少子高齢化や第4次産業革命、グローバル化など、日本を取り巻く環境が激変する中で、まさに今、本県は将来を決める大きな歴史の転換点にいるとの思いを強くしています。

厳しい競争に打ち勝ち、生き残り、将来に向かって本県をさらに飛躍させるため、昨年末策定した県総合計画の基本理念である「活力があり、県民が日本一幸せな県」の実現に向け、果敢に挑戦してまいります。

未来に希望の持てる「新しい茨城」の実現には、本県が日本だけでなく、世界からも注目される、ワクワクするような期待感のある県となることが重要です。

戦略的な企業誘致による質の高い雇用の確保や儲かる農業の実現、国内外からの観光誘客、さらには宇宙ビジネスの振興など、新たな取り組みにも力を注ぎ、若者が集まる、夢や希望に溢れる県をつくってまいります。

また、医師確保をはじめとした県民の命を守る医療・福祉の充実や人生百年時代を見据えた健康づくり、災害に強い県土づくりなど、県民生活の基本となる安心安全な生活基盤を一層充実してまいります

併せて、これからの茨城をつくる大切な子どもたちが、得意なものをさらに伸ばし、グローバル社会で活躍できるような教育環境の整備に努めるとともに、日本一、子どもを産み育てやすい県を目指してまいります。

この挑戦には、行政だけでなく、本県に関わる全ての皆様と県政の方向性を共有し、それぞれが「自分のこと」として考え、行動していただくことも必要です。

本年は、茨城国体・全国障害者スポーツ大会やG20貿易・デジタル経済大臣会合など、国内外に本県の魅力を発信する機会が控えております。

これらも契機にしながら、県民の皆様と一丸となって着実に歩みを進め、活力ある新しい茨城づくりに「猛進」してまいりたいと考えておりますので、なお一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

皆様にとりまして、本年が実り多き素晴らしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

平成三十一年一月一日
茨城県知事大井川和彦