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更新日:2024年8月30日
主にクロマツにより構成される海岸防災林は、防風・防砂等をはじめとして、津波被害の軽減などの公益的機能により、後背地の農地や住宅を守り、生活環境の保全に重要な役割を持っています。
現在、この大切なマツは東北地方を中心に松くい虫の被害に遭っています。本県における松くい虫被害は、内陸部のマツ林を中心に昭和53年度に74万立法メートルの被害(全国被害量の3分の1超)を受けたのをピークに大きく減少しておりますが、近年は海岸部のマツ林が年間約2千立法メートル前後の被害を受けており、依然として被害の発生が続いております。
そのため、本県では薬剤の空中散布や地上散布による予防、被害木の伐倒駆除による発生源の除去等の対策のほか、平成25年度からは県の森林湖沼環境税を活用して、クロマツからの広葉樹等の植栽による樹種転換を図ることにより、高い公益性を持つ海岸防災林の機能強化に取り組んでいます。
年度 | S53 | H10 | H20 | H25 | H30 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 |
被害量(立方メートル) | 741,990 | 3,452 | 3,972 | 7,143 | 5,554 | 3,327 | 2,892 | 1,359 | 1,553 | 1,181 |
年度 | H25 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 |
空中散布(ヘクタール) | 94 | 102 | 102 | 117 | 117 | 126 | 126 | 126 | 126 |
地上散布(ヘクタール) | 301 | 299 | 306 | 303 | 303 | 300 | 299 | 299 | 299 |
伐倒駆除(立方メートル) | 1,147 | 510 | 907 | 218 | 308 | 382 | 399 | 285 | 354 |
年度 | H25 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 |
植栽面積(ヘクタール) | 12.0 | 24.8 | 24.2 | 16.1 | 10.7 | 14.3 | 20.0 | 6.3 | 8.2 |
予防散布(地上散布)予防散布(空中散布)
伐倒駆除広葉樹等苗木の植栽
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